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小菅亨
株式会社R&F代表取締役
〈略歴〉
・現柔道日本代表トレーニング担当
・元水球日本代表トレーナー
・NPO法人ケアラー健康協会理事長
兄が発達障がいであり、家を灯油で燃やされそうになるなど壮絶な幼少期を過ごす。障がい者介護が身近にあった経験から介護そのものに興味を持ち、「介護×スポーツトレーナー」を模索している
★お客様最高齢80歳代★

その他:介護NPO活動

ケアラー健康協会:定義

 

ケアラー:高齢、障がい者様を無償で介護、監護する方々など(例:障がいを持つお子様のご両親、旦那様が寝たきりの奥様)

准ケアラー:子育てパパママ、職業ケアラー(介護士、看護師等)など類似的にケアラーになる方々

ヤングケアラー:家族の介護やケア、身の回りの世話を担う18歳未満のお子様

活動背景

 ケアラーは自分以外への支援に時間を取られるあまり、自身の健康管理がおろそかになりがちな状況です。実際ケアラーの約7割が身体的不調を抱え、2割が介護により自身の健康維持のための時間を十分に確保できていないと報告されています(日本ケアラー連盟)。そんな方々に対して、ご自身の健康に目を向ける機会を作り出すことで、ケガや病気を未然に防ぐこととともに、ケアラーの健康増進及び「QOL(生活の質)」の向上、健康寿命の延伸を目指しています。さらに、ケアラーが元気になることにより、「今介護している方々へのサポート内容の充実」 を図り、「ケアラーがサポートする期間の延長」を実現することが、保険医療費の削減につながり、社会に貢献することができると考えています。

 ケアラーはまだ新しい概念であり、障がい者手帳や介護保険などの障がいを持つ方々などの本人への直接サポートは多々ありますが、その方々を支えるケアラーへの支援は全くありません。社会的にもほぼ認知されていませんが、2020年埼玉県で日本初のケアラー支援条例が制定され、ヤングケアラーに関するCMが放映されるなど、少しずつ歩みを進めてきている状況です。

当法人では、過酷な状況にいるのにもかかわらず、社会的支援が一切ないケアラーの方々へスポーツトレーナーや大学(了徳寺大学、日本体育大学、法政大学)と提携し、無償で様々な支援をおこなっています。

目的

 第一の目的は、障がい者・要介護者、その他こころやからだに不調をきたしている人などに対するケアを行うケアラーならびに子育てに従事するパパ・ママ、医療従事者や介護従事者、保育士(以下、「准ケアラー」という。)など、他者への看護や監護、介護、保育等に時間を取られるあまり、自身の健康管理がおろそかになりがちな状況にある方々に対して、ご自身の健康に目を向ける機会を創出し、ケガや病気の未然防止に努めてもらうとともに、ケアラー及び准ケアラーの方々の健康増進及び「QOL(生活の質)」の向上、健康寿命の延伸を実現することとする。

 第二の目的は、第一の目的を実現することにより、「被支援者に対する支援の機会及び支援期間の延長」を図り、「被支援者のサポートのより一層の充実」を実現することを通じて社会に貢献することとする。

特定非営利活動法人ケアラー健康協会定款

活動実績

 

  • 学会発表:「介護者、育児者の運動機会を確保する取り組み -NPO法人ケアラー健康協会の活動-@第30回日本柔道整復整骨医学会学術大会」(2021/11/13)
  • 学会発表:「介護者(ケアラー、准ケアラー)に焦点を当てた新しい運動支援 ~男女による心理的効果の違い~@第10回日本トレーニング指導学会大会」(2021/12/18)
  • 令和4年度健康運動指導研究助成採択事業:「ケアラー・准ケアラーを対象とした運動における心理的効果~サーキット式コンバインドトレーニングを用いた実践~」
  • 雑誌掲載:月間スポーツメディスン「ケアラーに運動の機会を提供―特定非営利活動法人ケアラー健康協会―」(2022年6月号)当法人の活動インタビュー掲載
  • 雑誌掲載:看護展望「-特集:看護管理者に求められるヤングケアラーへの理解と支援-【ヤングケアラー当事者からの提言、活動】」(2022年8月号)理事長、理事が掲載内容執筆
  • 雑誌掲載:-JATIexpress-「専門誌編集部から-ケアラーの健康を保つための運動指導を提供-」(2022年8月号)当法人の活動インタビュー掲載
  • 雑誌掲載:「コーチングクリニック-介護者に目を向けた新しい健康運動支援を-全国初のケアラー運動支援団体・ケアラー健康協会の取り組み」(2022年9月)当法人の活動インタビュー掲載
  • 査読付き事例報告:「ケアラー・准ケアラーへの運動機会創出による心理的効果.」Strength & Conditioning Journal.Volum30 Nunber1.2023.p12-16 当法人活動アカデミック報告
  • イベント開催:市川市市民活動団体事業(いちサポ)助成「ケアラー健康イベント:介護をする人(ケアラー)に必要な体力:谷本道哉先生講演」(2023年6月11日)講演会動画アーカイブYouTube
  • 学会開催:第1回ケアラー学会(ポスター発表のみ)シャポーむすぶば@千葉県市川市(2023年6月11日)
  • 雑誌掲載:月間スポーツメディスン「第1回ケアラー学会-特定非営利活動法人ケアラー健康協会」(2023年7月号)ケアラー健康イベント取材掲載

NPO法人

  • 商号:特定非営利活動法人ケアラー健康協会
  • 代表者:理事長 小菅亨(コスゲトオル):水球日本代表トレーナー(~令和4年)柔道日本代表トレーニング担当(令和4年~)
  • 所在地:〒272-0035 千葉県市川市新田4-2-5
  • 設立:2015年4月(2021年7月法人化)
  • 事業内容:ケアラー健康支援、准ケアラー健康支援、ヤングケアラー健康支援
  • NPO法人HP:http://rfl-kosuge.jp/support/
  • 電話:047-370-6627
  • mail:npo.cha.2021@gmail.com